夏になると、熱中症になってしまう危険性があります。

熱中症というと炎天下の屋外で倒れるというイメージがあるかもしれませんが、実は室内にも熱中症のリスクは潜んでいます。

特に、暑い夏の時期に高温多湿になりがちな室内には要注意。

リラックスタイムを過ごすリビングルームや就寝時の寝室にも、熱中症になる可能性が・・・

重度の熱中症を起こすと、意識を失ったり体に後遺症が残ったりするほか、最悪の場合心停止に至るケースもあります。怖い熱中症から身を守るためには、外出時だけでなく室内でもきちんと熱中症対策をしておくことが大切です。

そこで熱中症を予防した上で夏の室内で快適に過ごすためのリフォームのポイントについてまとめてみました。

 

窓のリフォームで熱中症対策

室内が暑くなる原因は、外壁や屋根、換気部、床、殆どが窓から入り込む熱のせいなのです。

夏場は外気温の高さに加えて、太陽光の熱も取り込んでしまうと、大変な暑さになってしまいます。

昔から使われてき た単板ガラスは断熱性が低く、外部の熱が室内に入りやすいという欠点があります。

ガラスを2枚重ねた複層ガラス、さらに特殊金属膜をコーティングした高断熱Low-E複層ガラス、遮熱高断熱Low-E複層ガラスは、遮熱性能、断熱性能に優れています。

既存の窓の内側に内窓を取り付けるだけでも断熱性能がぐんと高まります。

さらに外付けの日よけシェードを取り付けることで外からの熱を大幅にカットすることができます。

太陽の熱をカットするのとあわせて窓の断熱性を高めることで、冷房もさらに効きやすくなり、光熱費の削減にも繋がります。

 

ドアのリフォームで熱中症対策

室内に朝晩のひんやりと涼しい風を通すというのも、有効な熱中症対策といえます。

採風タイプの玄関ドアは網戸がついているので、ドアを閉めたまま新鮮な空気を室内に入れることができます。

網戸がついているので防犯・防虫対策もバッチリです。

玄関ドアの他にも勝手口でも採風タイプにすることでさらに風通しを良くすることも可能です。

 

IHキッチンにリフォームして熱中症対策

キッチンで火を使って調理をすると、熱とともに蒸気が発生して高温多湿の熱中症にかかりやすい環境となるため

注意が必要です。

ガスコンロは室内を高温にしてしまうため、比較的周りに熱が伝わりにくいIHクッキングヒーターに交換するのも効果的かもしれません。

長時間使用しても室温が上がりにくく、夏場の料理も快適に済ますことができますよ。